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「美しい星」三島由紀夫
「美しい星」三島由紀夫 一家全員が自らを宇宙人と自覚している大杉家が、それぞれの“本当の憧れ”に向かって進んでいく姿から、人生とは何のためにあるのか、そんな問いが浮かび上がってくる。 父・重一郎は死の間際、病室の中で宇宙の意思を待ちわびる中、「愚かしさの中で、敗北の中で...
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8月4日読了時間: 2分


小名木善行『縄文の神様』|読書感想 小坂航
小名木善行『縄文の神様』 現代社会は、科学技術の発展とともに、グローバリズムと物質主義が進行し、人々の意識は「今だけ、自分だけ、お金だけ」へと傾いている。 日本においても、近代化によって共同体意識は薄れ、個人主義が広がる中で、縄文から続く日本人本来の精神性が静かに失われつつ...
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5月6日読了時間: 3分


「 宇宙と人間のつながり 宇宙の見えない働きを探る 」 辻蘇南|読書感想 小坂航
「 宇宙と人間のつながり 宇宙の見えない働きを探る 」 辻蘇南 私はあらためて、「人類はなぜ存在しているのか」という根源的な問いに向き合わされた。 宇宙はいまだ多くの謎に包まれているが、それを探るという行為そのものが、人類の根源と向き合うことにつながっている。...
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5月3日読了時間: 3分


「正伝 出光佐三 日本を愛した経営者の神髄」|読書感想 小坂航
「正伝 出光佐三 日本を愛した経営者の神髄」 出光佐三が社是として掲げた「士魂商才」。 これは、単なるビジネスではなく「商売としての道=商道」を体現した姿であり、その精神のベースには、石田梅岩が説いた石門心学や武士道が息づいている。...
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5月1日読了時間: 2分


石田梅岩『都鄙問答』|読書感想 小坂航
石田梅岩『都鄙問答』 「都鄙問答」は、商人をはじめとする人々が抱くさまざまな問いに対し、梅岩が儒教・仏教・神道の教えを軸に応答していく問答形式の書である。 そこに記されているのは、商売における単なる儲け話ではなく、“商売とは何か”“人としてどう生きるべきか”という根源への対...
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4月30日読了時間: 3分


文学者とは何か 安部公房 三島由紀夫 大江健三郎|読書感想 小坂航
「文学者とは何か」安部公房 三島由紀夫 大江健三郎 本屋で何気なく手に取った一冊。 安部公房、三島由紀夫、大江健三郎、戦後日本を代表する三人の文学者による対話。 語られているテーマも関心のあるものが多かったが、言葉の選び方や表現も、今を生きる自分にとっては遠く感じる部分もあ...
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4月19日読了時間: 2分


『弓と禅』 オイゲン・ヘリゲル|読書感想 小坂航
『弓と禅』 オイゲン・ヘリゲル ドイツ人であり哲学者でもあったオイゲン・ヘリゲルは、1920年代に日本に滞在し、東北帝国大学で教鞭をとる傍ら、禅の精神を理解する手段として弓道の修行を始めた。 ヘリゲルが師事した阿波研造師範は、「弓道はスポーツではない」と語り、単なる技術の習...
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4月17日読了時間: 3分


『悲願へ』 執行草舟|読書感想 小坂航
『悲願へ』 執行草舟 大実業家・松下幸之助が、なぜ「PHP理念」(Peace and Happiness through Prosperity)を唱えたのか。 「繁栄を通しての平和」とは、現代の感覚でそのまま受け取っても、その真意には届かない。 戦後、焼け野原となった日本。...
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4月8日読了時間: 3分


「潮騒」三島由紀夫|読書感想 小坂航
「潮騒」三島由紀夫 「潮騒の恋を取り戻すことが日本的霊性に還るきっかけになるだろう」 永遠の三島由紀夫に記されていたこの意味は何か? その問いに潮騒の世界を味わいながら読み進めた。 新治と初江の純愛は、まさに人類の初心を映し出していた。...
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3月17日読了時間: 3分


皇帝内径「 素問 」|読書感想 小坂航
皇帝内径「 素問 」 最古の医学書である「 黄帝内径 素問 」には、日本が抱える問題の解決において非常に重要なことが書かれていると思う。 現在、日本の財政でいえば 一般会計が歳出で 110 兆円でその中の医療費は37 兆円で約 4割。 1983 年 では6.5 兆円でした。...
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3月6日読了時間: 2分
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