皇帝内径「 素問 」|読書感想 小坂航
- kosakawataru6
- 3月6日
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皇帝内径「 素問 」
最古の医学書である「 黄帝内径 素問 」には、日本が抱える問題の解決において非常に重要なことが書かれていると思う。
現在、日本の財政でいえば
一般会計が歳出で 110 兆円でその中の医療費は37 兆円で約 4割。
1983 年 では6.5 兆円でした。
特別会計まで入れると100 兆円を超し、国防費、建設費、教育費の桁が違うのです。
国の問題を考える上で、医療費のことを抜きにすることはできません。
また、医療費が増え病気は減っているのならまだしも増え続けているのです。
自分は、医療の殆どが対処療法であり原因除去されていないこと
また現代人の死生観が失われたことなどに原因があると考えます。
2000 年以上前の素問には
「 聖人といわれる人は、完全に発病してしまった患者を治療するのではなくて、当然発病するであろうことを予測して、先手を打って治療を施すものである。 」
と書かれている。
治療と言っても生活態度を改めさせたり、食事を変え発症前に改善させる。
本人が知らない間に治してしまうことこそ聖人なのではないかと思う。
更に意味を拡大すると
「 天下を治める場合に適用すれば、世の中が乱れてしまって、どうしても平定しなければならなくなってから手をつけるのではなくて、乱世となるであろうことを前もって察知して、未然に防ぐ政治を行うものである。 」
この東洋医学の視点こそが日本を取り戻す為にも必要なことなのではないでしょうか。
医療の問題が明らかになった今こそ、健康に携わる人こそ原点に立ち返る必要があると思います。自分も毎日の活動の中で常に意識していきたい!