肚が座る感覚とは?
- kosakawataru6
- 6月25日
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「脱力できてるのかな…?」そう考えている時点で、実はもう頭(思考)優位になっているのかもしれません。
現代人は、あれこれと頭で考えることが当たり前になっています。
これは失敗するかもしれない、やめたほうがいいかもしれない、損をしないだろうか…
そんなふうに、思考が先に立つ。
つまり、大脳が常に優位になっているということです。
でも、もともとの日本人は、頭ではなく「肚」で生きていた。
それは、思考よりも感覚を重視する「肚の文化」でした。
そしてこの“頭優位”は、日常的な緊張した動作によって、ますます強化されていきます。
無意識に体が硬くなり、動きまでぎこちなくなる。
まさに、緊張→緊張動作→頭優位のスパイラルです。
けれど脱力エクササイズを通して、緊張をふっとほどいたあとの「静けさ」や「落ち着き」を感じたとき、体は確かに変わっています。
その瞬間、初めてわかるのです。
「あ、これが“肚が座る”ってことか」と。
それは、頭で理解するものではありません。
肚で感じる。
思考を超えた“身体文化の記憶”が、そこにはあります。